今回も石川九州男Z2のゼッツーを使い、「サラリーマン金太郎」の矢島金太郎が乗っていた、ブラックゼッツーを製作します。

これはシリーズ2のオープニングです。
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サラリーマン金太郎 劇場版のクライマックスで初めて登場してくるのですが、資料を確認していたところ、判らない点がありました。

下記の写真は両方とも劇場版ですが、メーターカバーを見ると左は下部がメッキ、右は上部がメッキになっています。

撮影中、破損して換えたか、もしくは複数台用意していたのか・・・。定かではありませんが、あんまり拘らず、自分なりのアレンジも加えて製作してみようと思います。

時間があれば、このゼッツーを製作したショップに、直接聞きに行ってみようと思います。

広告として使われている写真。
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技術はともかく、Z系では色々な意味で有名なショップなので、この写真でどこのかは判るはず。

製作するにあたって、今回の目玉パーツは、工房せる様のタックロールシートです。
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今年の販売リストには無かったんですが、問い合わせたら、まだあるとのこと。楽しくなってきたぞ。やっぱゼッツーは作ってて、楽しいね。

タックロールシート完成、外装はフィニッシャーズ

工房せる製 タックロールシート塗装完成です。
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レジン素材の複製されたモノは、シリコンの型から外しやすくするため、剥離剤(離型剤)というのが付いてます。もし剥離剤を付けていないと、複製されたパーツとシリコン型がくっついてしまい、外れなくなってしまうためです。

水にかけると判るのですが、そのまま塗装すると塗料を弾いてしまうので、塗装する前に、まずはトイレマジックリンなどの中性洗剤でしっかり洗います。

念の為、塗装方法を工房せるさんに確認したところ、「中性洗剤に一晩浸け、ブラッシングをしっかりと」ということでしたので、トイレマジックリンに一晩、約6時間浸けたあとに、歯ブラシにトイレマジックリンをつけ、ゴシゴシ洗いました。

ここで気を付けて欲しいのですが、剥離剤ってかなりしつこいので、本当に本当に、しっかり歯ブラシで洗った方が良いです。

その後、ハンドソープなどを使って洗い、水を弾かない事を確認し、1,000番~2,000番で軽くヤスリを掛け、1,000番サーフェイサー→ブラウン+ブラック(10:3)→マスキング→ブラウン+ブラック(5:5)→エナメルブラウン+エナメルブラック(3:10)でスミ入れ→水性半光沢トップコートという順で仕上げました。

このシート、あまりにもよく出来ているので、塗装を1工程1工程やっていく毎に、ものすごく感動していきます。完成した時なんかもう・・・、ウォォォオォォォオォォって感じです♪

外装はデカール貼りまで終わりました。
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先に、外装などデカイものを仕上げていってます。今回もブラックですが、塗料はフィニッシャーズカラーのピュアブラックを使いました。

使用するにあたってちょっと不安だったので、総代理店っていうんでしょうか?上野にある販売元の「Auto Modeli G.T」に行ってきました。

Mr.カラーをエアブラシで使用する場合は、通常2倍に薄めますが、フィニッシャーズカラーは、通常3~4倍に薄めるように推奨されています。そんなに薄める必要無いだろ、なんて思って実際使ってみましたが、やっぱり3~4倍薄めないとダメです。まともに吹けないです。

私はMr.カラーを使う時は、色逃げを起こさないように1.5倍程度にちょっと濃いめにするのですが、フィニッシャーズカラーも濃いめに2.5倍程度でやってみたら、エアブラシがブブッブブッっていってムラだらけになってしまいました。

試し吹きしてた段階だったので、問題はありませんでしたが、これでもかっていうほど薄めた方が良いです。薄める液は、専用のピュアシンナーというのがありますが、Mr.カラーのレベリングでも全然大丈夫らしいです。今回はピュアシンナーを使ってます。

この後、同じくフィニッシャーズカラーのオートクリアーでコーティングしていきます。ここからが本番です。水性のトップコートは厚く吹きすぎても白く濁るだけ、白く濁っても軽ければ乾いて透明になります。

オートクリアーはMr.スーパークリアーと同じ性質のラッカー系なので、厚く吹きすぎるとデカールがヤラれます。ラッカー系でコーティングするのは初めてなので、やる前からかなりドキドキしています。

上の写真見てどうですかね?スーパーブラックとの違いはあんまよく判んないっす。まぁ私は、通常のブラックとスーパーブラックの違いもよく判りませんから。

それにしてもフィニッシャーズカラーって、種類がすごい豊富ですね。最近発売されたもので、「ヨシムラレッド」なるものがありました。その名の通り、ヨシムラのレッドで、実車を参考に製作したらしいです。

他にはインペリアルレッド、ジャガーパープル、フォーミュラークローム、名前がめちゃくちゃカッコイイ。ファンデーションホワイトが隠ぺい力が強くて、評判が良いみたいです。白を使うことは少ないですが、一応買ってきてあるので今度使ってみたいです。

オートクリアー、かぶりまくりで大変でした。

初めてやったエアブラシでのコーティング、大変でした・・・。この一週間、カブリとの闘い。修正も色々試みたのですが、結局全て失敗して外装2台分、潰れました。

私は最終のコーティングは、水性トップコートのスプレー缶でしかやった事が無く、エアブラシでのコーティングは初めてでした。

以下、私の失敗から成功までの経緯です。

季節的に寒いので、30度に設定した暖房を付けながらオートクリアーでコーティングしたところ、部分的に白く曇る。

かぶった場合は、もう一回吹けば修正できるというのをどこかで見たので、しばらくして再度オートクリアーを吹いたところ、さらに白く曇る。

次は大丈夫だろうと信じて、さらに吹いたところ、さらにもっと曇る。もう吹き直しでは修正出来ないと思い、シンナーに浸けて剥がす決意をする。

Mr.カラーの模型用シンナー(以下ミスター)と、普段洗浄に使ってるアサヒペンのラッカーうすめ液(以下アサヒ)を、それぞれタッパーにシンナー風呂として用意し、適当に振り分けてドボンと浸ける。

ミスター、アサヒ、共にじょじょに塗装が剥げてくる。

アサヒ、パーツがの表面がなんだかブヨブヨしてくる。

アサヒ、パーツが異常に柔らかくなってくる。

アサヒ、パーツに穴が空く。

アサヒ、溶ける。

チーン。

ミスターの方は塗装は剥がれたけど、なんかゴツゴツしてるので、使い物にならず。

二度と失敗したくないので、プラ板にブラックで塗装したものをいくつか用意し、色々なパターンでオートクリアーを試してみる。

最初と同じ状態で吹いたら、やっぱり曇る。

暖めが足りないと思い、コートするパーツ自体を事前にMr.ドライブースに入れ暖めてから、コートするもやっぱり曇る。

Mr.スーパークリアースプレーを吹いたところ、こっちは曇らない。

フィニッシャーズカラーAuto Modeli G.Tの川口信義さんに経緯を話し、聞いてみると、気圧が高すぎるのではないか、部屋の中が暑過ぎるのではないか、というお返事。

0.1mpaで吹いていたのを、0.05mpaまで落として吹いてみるが、変わらず曇る。この時点では部屋の中が暑過ぎるとは思ってなく、変わらず暖房付けながら吹いてます。

どこかで、ドライヤーを使うとかぶらないというのを発見し、トライしてみる。

コート後、温風をかけてみる。鬼曇る。

コート後、冷風をかけてみる。超曇る。

コート前にパーツを温風で温めて、コート。クソ曇る。

ドライヤーに八つ当たりし、先端フッ飛ぶ。再度、普通に吹いてみる。曇る。

多摩川に思いっきり叫んでみるが、川は何も答えてくれない。

大きな心を持て、ということか。

ある掲示板で質問をしたところ、以下の回答をいただきました。

温度差を気にするのは部屋の湿度を下げる為に気にしているのを認識しておこう。
温度差でパーツ表面に結露するのを防ぐことも重要だけど、室温が高くなると
部屋の中の湿度も同時に上がると考えた方が良い。

その場合、エアブラシで吹き付ける際に湿気を巻き込むのでその時点でアウト。
その上乾燥中にも周囲の湿気を吸うから余計にかぶる原因になる。

部屋を除湿したらパーツも室温にしておく。
ドライブースの電源は周りが除湿されていれば入れてもOKだと思われるが
その辺は様子見かも。

ここで大事なのは、「室温が高くなると、部屋の中の湿度も同時に上がる」、「エアブラシで吹き付ける際に、湿気を巻き込むのでその時点でアウト」、ということ。

要するに、部屋を暖かくするとカブリの原因となる湿気を上昇させることになり、エアブラシで、その湿気を巻き込みながらオートクリアーを吹いてるので、かぶって当たり前。

ラッカースプレー缶で曇らなかった意味がやっと判りました。スプレー缶はガスで噴射してるので、そこまで神経質にならなくても良かったが、エアブラシは周囲の空気を使って噴射するので、周囲の空気が大事。

試しに、お返事頂いたとおり、ブラック塗装したプラ板を、Mr.ドライブースの外に置いておき、1時間ほど除湿をかけ、オートクリアーで吹いたところ、まったくかぶらなくなりました!

本番の外装もやってみたところ、成功しました。
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ゆず肌なのは、最初砂吹き(捨て吹き)をしてる為で、磨けばテッカテカになると思います。ここから2?3日置いてから、磨きに入りたいと思います。

コーティングの順序
(間隔は30分くらいで、希釈率はオートクリアー1:ピュアシンナー3)
1.全開の0.1mpaで薄くサッサッと砂吹き(捨て吹き)。
2.同じくもう一回砂吹き。
3.0.05mpaに落とし、ちょっとしっかり吹く。
4.同じ気圧で、厚く吹く。
5.もう一回厚く吹く。

湿度計もさっき買ってきました。2時間くらい暖房つけてるんですが、湿度が40~50%くらいで変わりません。たぶん湿度以外にも、やはり部屋の中を暖めすぎるというのが良くなかったと思います。

もしかぶってしまうようだったら、パーツはMr.ドライブースの中には入れず、寒くても1時間くらい除湿をかけてからコーティングするのがベストな感じがします。

シンナー浸けで死んだパーツ達。タッパーと融合してます。
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市販のラッカーうすめ液は、使わない方が良いと思います。洗浄力が強いということで、エアブラシの洗浄にも1ヶ月ほど使ってましたが、ちょっと調子悪くなりましたもん。

おそらくニードルパッキンが、強すぎるシンナーのせいで劣化してしまったのではないかと思います。

塗料皿の洗浄、筆の洗浄には使用していますが、エアブラシの洗浄にはもう使うの止めます。

今回は色々勉強になった。失敗してこそ、成長する。

シルクピン加工、金太郎マフラー製作中

純正Z2を使い、2台同時製作と意気込んでいましたが、石川九州男の5本スポークにドラムが付かなかったり、フロントをダブルディスクにしようとしてもキャリパーが足りなかったりと、自作改造する技術も無いので、今の段階では諦めました。

フレーム、エンジン、後輪部分が組み上がりました。
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フレームは、フィニッシャーズカラーのピュアブラックを塗ったあとに、ボルト部分にエナメル塗装を含んでいるので、水性光沢トップコートでコーティングしました。

リアサスの付け根、フロントとリアのキャリパーはシルクピン加工をしてあります。

今回、ヘッド、エンジンカバー以外はメッキシルバーではなく、スーパーステンレスを使っています。
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ブラックの上から塗ったからか、色に深みがあり、個人的にはスーパーステンレスの方が気に入りました。

フロント部分も完成。
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金太郎ゼッツーはおそらくスワローハンだと思いますが、今回はセパハン仕様にします。

金太郎マフラーも形が出来上がり、これから塗装に入ります。
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いったん形を作り、腹下でブッタ切り、既存のステーを切断し、車体に合わせながら移植しました。マフラーステーとフレームの接続は、外側からではなく、センスタ接続部分に内側から付けるようにします。

マフラーステーのボルト部分に穴を開け、組みあがり後、シルクピン加工をする予定です。

外装やり直し、エアブラシグリスアップ

ほぼ組みあがって、あとは外装のみ。
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グリップが、やっと生ゴムっぽくなった。
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今までウッドブラウンや、ブラウンなんかを調合してたんですが、ウッドブラウンとイエローを1:1で調合したら、イイ感じに出来ました。う?ん、単純。

外装、磨きに入ったのですが、結局カブっていたみたいで、白っぽくなっていました。6時間磨き続けたのですが、納得いく仕上がりにならず、前回と同じ状況で、予備に塗っておいた外装にオートクリアーを吹いたのですが、また曇ってしいまい、新規に作り直してます。
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もうオートクリアーは使いたくないので、水性光沢トップコートで仕上げます。2台分あるのは、次作の金太郎ゼッツーver2.0用です。

塗装環境はこんな感じなんですが、なんで曇っちゃうんだろう・・・。
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前回と同じように除湿もかけて、リターダーも含ませたんですが、吹いたとたん、一気に全部曇ってしまいました。

外装を手に入れるのに、キットを買っているので、他パーツが余りまくってます。ちょっと前に、Webからアオシマへ外装のみ注文したのですが、いつくらいに来るんでしょうかね。

エアブラシの調子が悪かったので、ニードルを抜いてツールクリーナー入れたら、内部にまで浸透してしまいました。塗ってあったグリスが飛んでしまって、ボタンが鈍くなったので、グリスアップしました。

グリスは、ラジコン屋で買ったHiTECのシリコングリスを使いました。
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オートクリアーなんとかならないかな。湿気で曇ってるようではなさそうだし。これがきちんと出来るようにならないと、ウレタンクリアーもやる気にならないなー。

サラリーマン金太郎アレンジゼッツー完成

やっと完成。やっべー、すっげーカッケー。自分なりの味も出てて、イイ感じ。生ゴムセパハンに、革張りタックってのが渋ィ。ナンバーも、読み取れる部分は実車の金太郎ゼッツーと同じにしました。

たぶん、足立ナンバーだと思うんだけど、右上のひらがなだけ読み取れなかったので今まで通り「い」にしておきました。

プラモコロシアムから帰ってきた、70’sゼッツーと一緒に。ゼッツーが2台、カッケー。
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この記事は、2008年2月24日に書かれたものです。FC2の旧ブログからの引っ越しに伴い、加筆、修正しました。

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